信用取引 margin trading 2004 6 13

 「信用売り」という投資方法があります。
これは、将来の株価下落を予想して、取引をする方法です。
 株価というものは、永久に上昇を続けることはありません。
いつか、株価は、天井をつけ、下降を始めます。
だから、株価の天井で、信用売りをすれば儲かるわけです。
ただし、この「信用売り」という投資方法は、
中級や上級の投資家向けです。
 ところで、株というものは、「安く買って高く売る」ということが原則です。
しかし、意外に思うかもしれませんが、
「高く買って高く売る」という投資方法もあるのです。
 こういう意外な投資方法があるので、
信用売りをする時は、注意が必要です。
 たとえば、日足チャートで見ると、
株価は、25日移動平均線から、
大きく、上方に「かい離」をしているので、
過熱していると判断するでしょう。
そこで、信用売りをしたくなるのですが、
これを、週足チャートで見ると、どうなるか。
「これが、上昇相場の始まりだった」ということが、よくあるのです。
 だから、株価が急上昇したからといって、
安易に、信用売りをすると、大きな損失が発生する場合があります。
 そもそも、毎日、売り買いをする「デイトレーダー」は、
勢いのある株を買うでしょう。
そうすると、彼らの行動は、
「高く買って高く売る」ということになるでしょう。
 もちろん、それでも、いつか必ず、株価が天井となるでしょう。
そうなったら、「ババ抜き」となります。
 そういうわけで、一般の投資家は、
基本的には、週足チャートで、投資行動を判断すべきです。
そして、日足チャートは、あくまでも、「買うタイミング」を判断する材料とすべきです。







































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